キャロットラペの小さな改革。

今までいろんな厨房で学んできて、いろんなレシピを教わった。

美味しく調理する上で、伝統的な作り方はとっても理にかなっているし、学ぶところが多い。

ただ、素材は日々変わる。時代でも、土地でも、気候でも、季節でも。

食べる方だって変わる。赤ちゃん、子供、酒飲み、サラリーマン、ヴェジタリアン。

だから毎回その素材に、食べ手に合わせて料理をしたいと思う訳です。


さて、キャロットラペ。

私の好きな人参料理。

私がフレンチで習ったキャロットラペは、塩もみをして、野菜の水分を出して、そこに柑橘の旨味と香りを加えて、オイルで纏める、というもの。

確かに美味しい。

…でもいつも矛盾を感じてまして。

「この野菜のジュースもったいなくない??」

特にこっちに来て大切に育てられた野菜に接するようになってから、なおのこと。

自然農の野菜は甘いから、あえて絞らず閉じ込めたまま、そこに引き立たせるためのレモンとピールの香りをスパイスに、オイルでまとめる。

…これが本当に美味しかった!

はい、レシピ更新。

だから料理って楽しいよね。







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キッチン ときどき 海と山。

リモートワークで東京のケータリングの仕事をしながら、海と山に近い町で暮らしています。